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カテゴリー「つれづれ」の記事一覧

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葬儀顛末記⑫~喪主挨拶を考える

 義母にはとても無理なので、夫が喪主挨拶をすることになった。

Nさんから渡されたひな形文、そのまま読んでもいいと言われたのだけど

「私ども一同あらんかぎりの看護をいたしましたが、**才を一期とし、永眠いたしました。

天寿のいたすところでございます」

「誠に措辞でありますが、遺族感激の胸中を皆様に披瀝して」

などと、やけに堅苦しい文章で、いかにも渡された文章を読んだだけ~という感じだ。

3日目、自宅に残った私が一から考えることに。

ネットで検索してみると、

「昨年**がんを発症し、入院いたしましたが」

など、具体的に病名を書いているものがほとんどだった。

確かにこの辺はきちんと説明しないと、後でもやもやするので、簡潔に入れるのがいいかなと思った。

でも「阿鼻叫喚にも似た痛みと闘いましたが」

とか

「厳しい抗がん剤の治療の効果もなく」

とか、こういう文章は入れたくないかもと思ってしまった。

結局、

4月末、大腿骨骨折で入院したことを機に、長年の肝臓の病が悪化したけど、痛みも苦痛もなく安らかに永眠しました。

ということを、簡潔に書いた。

あとは義父の人柄についてもちょっと触れる。

この時点では、告別式は家族+αのごく少人数と思っていたし、会場の外、炎天下の中しゃべることを想定していたので、とにかく短くしようと思って、儀礼的な挨拶も最小限にした。

でもこれは誤算で、喪主挨拶は、涼しい式場の中。

参列者も義父の友人など、まあまあな人数のいる中だった。

余りにも簡潔すぎたなあと、これは唯一の心残りの点となった。
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葬儀顛末記⑪~初七日の人数がわからない

3日目、朝起き上がれないほど疲れていたので、夫には申しわけなかったけど、私は自宅待機で雑事をこなすことにした。

まずは泊まりの人のホテルの手配。

結婚式と同じで、ホテルはこちら側で手配することが多いようだ。

義父の親戚で2組、日帰りはちょっときついかな~という距離の方がいる。

夫のいとこに当たる人に電話をしてみると、周りに聞いて折り返しますと言われて、その結果、「泊まる人はいないようです」

と答えが返ってきた。

さて・・・

ここで気づくのだけど、告別式の後、初七日のお料理を頼むために、最後まで残ってくれる人の人数を把握しなければいけないのに、全く想像がつかない。

祖父母の葬儀のときは、親戚はお通夜~初七日までフルコース出席が当然という地方だったので、私たち家族はいつも1泊で行っていた。

東京はどうなんだろう?

でも「告別式と初七日も出てくださいますか?」とはなかなか聞きづらい。

夫に聞いてみると、「自分も親戚のお葬式はお通夜のみのことが多い」と言っている。

一番聞きやすい、義母のお姉さんに確認したら、「最近足が悪いから、お通夜だけにさせていただくわ」と言われたらしい。

この時点で、告別式~初七日の参列が確認できたのは、私の父だけという事態!!!

喪主挨拶のときに、私の父1人に向かって、語りかけているシーンが浮かんできた・・・。

一応父には、「告別式の方は人数が少なくて、ちょっと気まずいかもしれないけど・・・」と言っておいた。

ただそれは杞憂に終わり、

「ホテルは必要ありません」と言われた遠方の方は日帰りで通ってくださり、親戚の方も義母のお姉さんも最後まで残ってくださった。

結局、初七日のお料理の人数は、通夜振る舞いの席で、ビールをつぎながら、1人1人に確認した。

葬儀顛末記⑩~住職を頼む

 1日目にお墓担当のSさんと電話で話したときに、

「ちょうど新盆なので、お坊さんが出払っていて」

という話が出た。

でも2日目、Sさんの紹介で、何とか住職さんが決まった。

「すごく評判のいいA住職にお願いしたいと思うのですが、日程が合いませんので、この方に戒名のみお願いします。当日は、かわりにB住職に来ていただきます」

2人の住職にお願いするって、よくあることなんだろうか?

戒名については、夫がA住職と電話でやり取りをした。

性格や経歴など、かなり詳しい話をしていた。

性格は、明るく社交的

話し上手で、スピーチが得意。弁が立つ。

趣味は美術鑑賞で、美術館や画廊巡りをよくしていた。

あと仕事の内容や会社での様子など、、、

電話を切った後、夫が言うには、A住職からこんなことを言われたそうだ。

「今はあれもやらなきゃ、これもやらなきゃと頭の中が一杯だと思いますが、その半分くらいできればいいと思ってください。お義父様は、皆さんが頑張っていらっしゃる様子を見ていらっしゃいますから、既に満足されていますよ」

この言葉に夫はえらく感激し、私たちもほっと一息つくことができた。

とにかくみんなテンパりすぎていて、当日までもつのかなあという状態だったのだ。

A住職は、やはり評判どおりの方のようだ。

当日来てくださったB住職は、正直、40歳と若い方で、うーんという感じだった。

お経の声がよく通るのは、すごくよかったけど、自信満々でどこか上から目線で・・・。

 義父なら、得意の毒舌で一言言ってくれるだろうなあとか、

いや、今頃ぶつぶつ言っているかもしれないなあとか、住職が話している間、そんなことばかり考えてた。

「こちらの名刺に、アドレスが入ってますからね。何かあれば気軽に連絡ください」

と言われたけど、この方とのご縁はここまででいいかな・・・と思ってしまった。


そしてここで義母が突然

「お布施の領収証が欲しい」

と言い出した。言い出したら、聞かないからしょうがない。

お通夜が始まる前にお布施を渡し、夫が

「非常に申し上げにくいことなのですが、領収書というのは頂けますか?」

と切り出したところ、「大丈夫ですよ」とその場で頂くことができた。

ただ目の前でお金を数えてもらうという行為が発生してしまったけど・・・。

Nさんに、後で確認したら、

「昔は領収書なんてとんでもないという雰囲気でしたが、最近はたまに依頼する方がいらっしゃいます。
特殊な世界ですけど、徐々に変わってきていますね」

ということだった。

葬儀顛末記⑨~香典返しを決める

 2日目の打ち合わせ。

お香典返しでモメるのではないかと思っていたが、これもあっさり決まった。

Nさんに言われて気づいたのだけど、

1.当日は、挨拶状とちょっとした品物を渡し、四十九日が終わってから、お香典返しを送る。

2.その場でお香典返しを渡す。


2つのやり方があるそうだ。

夫「後から送るのは大変だから、その場で渡したほうがいいんじゃない?」

ここで義母がいきなりシャキっとして

義母「でも、それだと金額にかかわらず同じ品物になりますよね」

お返しにはうるさい義母なので、スイッチが入ったみたい。

Nさん「その場合、当日お渡ししたお香典返しとは別に、高額のお香典をいただいた方のみ、後で郵送することもできます」

おおっ!これだ!

当日のお香典返しは、カタログギフトで意見が一致。

選んだ理由は、「軽いから」。

Nさん「3000円程度のカタログギフト+QUOカード1000円分という組み合わせが人気です」

あとクオカードは、

ご夫婦でいらした場合、奥様の方にQUOカードのみお渡しする

とか

お通夜・告別式、両日来てくださった方に、告別式ではQUOカードのみお渡しする

など、便利に使えるらしい。

Nさん「交通費と言っては変ですけど、お足代にしてください」という意味ですね。

妙に納得してしまって、それでお願いすることに。

カタログギフトは、3500円のものより、3000円の方が品物が良かったので、そちらに決まった。

葬儀顛末記⑧~葬儀打ち合わせ

 2日目は一番忙しかった。

Nさんとの打ち合わせが12時頃スタート。

最初に決めるのが、会場だ。

「最近は、火葬場と葬儀場が一緒になった会場が人気ですが」

と言われるが、

夫の希望は、「小じんまりとした、昔ながらの雰囲気のお寺でやりたい」

Nさん「ではA寺は広すぎるので、B寺がいいでしょう。お宅からも近いですし」

日程も、翌々日のお通夜があいているという。

場所と会場が決まったことで、かなりほっとした。

あとはカタログを見て、どんどん決めていく。

私は口を出すつもりは全くなかったのだけど、祭壇だけは花祭壇にしてほしかったので

「うわ~、このお花の祭壇、ステキですよねえ」とさりげなくリード。

義母は、もう何でもいいという感じで、義妹と夫も花祭壇を希望したので、これも難なく決定。

ひつぎやら、骨つぼやら、次々と決めていく。

打ち合わせ終了。

Nさんが会社に戻って、「葬儀案内」を作ってFAXしてくれたので、親戚に送る。

これが案外面倒で、まず電話をして、FAX番号を確認して、FAX送信。

 この間、義妹と夫は、忌引きの確認やら、人事部への連絡やら、いろいろやっていたようだ。

さらに夫は頻繁に、Nさんと連絡をとりあって、住職さんをどうするかとか、細かい打ち合わせをしていた。

あとお義父さんが勤めていた会社の同窓会に連絡。

近親者葬なので、同窓会員には、「葬儀は親族のみで執り行いました」という内容で、事後にFAXしてもらうことにする。

会社社長名と同窓会名、供花を2つ頂けることがわかった。

今まで会社名の供花は儀礼的で嫌だなあと思っていたけど、お義父さんが生き生きと仕事をした大好きな会社なので、やはり棺の横に置いてあげたいと考えが変わっていた。

供花についてもよくわからないので、Nさんに聞いてみた。

「親戚の人に、供花お願いしますなんて、こちらからは頼めないですよねえ」

「親戚の方は、多分向こうから申し出があると思います
 ご主人や妹さんは、勤め先に連絡をすると、自動的に手配されると思いますよ
社長名で来ることがほとんどですね」

と言われて、実際、そのとおりになった。

うちの母からは、父母連名、妹夫婦連名で、供花を依頼します、とメールが来ていた。

プロフィール

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キサ
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女性
自己紹介:
契約社員(在宅)+主婦少々。現在、本館更新停止中のため、たまーにJ長K長の記事も書きますが、ほとんどがただの日記です。

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