アリーグル広場
某ブログ別館。J長K長の記事はほとんどありません。
カテゴリー「つれづれ」の記事一覧
- 2025.03.14 [PR]
- 2011.07.18 葬儀顛末記⑦~お義父さん、帰宅
- 2011.07.18 葬儀顛末記⑥~親戚に連絡
- 2011.07.18 葬儀顛末記⑤~近親者葬に決定
- 2011.07.18 葬儀顛末記④~葬儀屋さんを決める
- 2011.07.18 葬儀顛末記③~病院に到着
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
葬儀顛末記⑦~お義父さん、帰宅
2日目。
10時に葬儀屋さんが病院に遺体を引き取りに来るというので、私と夫もそれに合わせて病院に行く。
昨日はばたばたしてしまったけど、今日は夫と私とお義父さんと3人だけの静かな時間。
思わず気が緩んで、涙が止まらなくなってしまった。
それを見た夫、初めてちゃんと泣いた。
「本当はもっと早く逝きたかったかもしれないのに、2度も持ち直してくれて・・・」
と言って、号泣した。
この時間があって、本当によかったと、後からつくづく思った。
葬儀屋さんが到着。
義父をストレッチャーで運び出す。
入り口には、先生と看護師さんが並んでお見送りをしてくれた。
先生にお礼を言った後、形式的なお礼じゃなくて、ちゃんと伝えなければと思って、思わず
「先生のことは、一生忘れません!」
もっとふさわしい言葉があったはずだけど、とっさに口をついて出たのがこれだった。
夫は自分の車で、私はお義父さんの車に同乗した。
家に着くと、先に到着した夫が何やらばたばたしていた。
リビングに寝かせると言って、昨日スペースを作ったのに、今朝になって、和室に寝かせると義母が言い出したらしく、その和室が全然片付けられていなかったのだ。
北か西枕で布団を敷いておいてくださいと言われていたのに、それもできていなくて、Nさんが手際よく準備してくれた。
枕花がほしいなあと思って、Nさんに聞いてみたら、手配できるというので、2つお願いした。
しばらくして、想像していたよりも5~6倍の大きさの立派なお花が届いた。
だれにも確認せずに、勝手に頼んでしまったので、ちょっとお値段が気になったが、だれもお金のことなんて気にしてないみたいで、正直、金銭感覚なんて吹き飛んでいた感じだった。
10時に葬儀屋さんが病院に遺体を引き取りに来るというので、私と夫もそれに合わせて病院に行く。
昨日はばたばたしてしまったけど、今日は夫と私とお義父さんと3人だけの静かな時間。
思わず気が緩んで、涙が止まらなくなってしまった。
それを見た夫、初めてちゃんと泣いた。
「本当はもっと早く逝きたかったかもしれないのに、2度も持ち直してくれて・・・」
と言って、号泣した。
この時間があって、本当によかったと、後からつくづく思った。
葬儀屋さんが到着。
義父をストレッチャーで運び出す。
入り口には、先生と看護師さんが並んでお見送りをしてくれた。
先生にお礼を言った後、形式的なお礼じゃなくて、ちゃんと伝えなければと思って、思わず
「先生のことは、一生忘れません!」
もっとふさわしい言葉があったはずだけど、とっさに口をついて出たのがこれだった。
夫は自分の車で、私はお義父さんの車に同乗した。
家に着くと、先に到着した夫が何やらばたばたしていた。
リビングに寝かせると言って、昨日スペースを作ったのに、今朝になって、和室に寝かせると義母が言い出したらしく、その和室が全然片付けられていなかったのだ。
北か西枕で布団を敷いておいてくださいと言われていたのに、それもできていなくて、Nさんが手際よく準備してくれた。
枕花がほしいなあと思って、Nさんに聞いてみたら、手配できるというので、2つお願いした。
しばらくして、想像していたよりも5~6倍の大きさの立派なお花が届いた。
だれにも確認せずに、勝手に頼んでしまったので、ちょっとお値段が気になったが、だれもお金のことなんて気にしてないみたいで、正直、金銭感覚なんて吹き飛んでいた感じだった。
PR
葬儀顛末記⑥~親戚に連絡
私「あの・・・**家の宗教は何でしょうか?」
義母「パパは無宗教だったわよね」
私「いえ、お父さんの信仰じゃなくて、おうちの宗教ってありますよね?」
これまた驚いたことに、だれも家の宗教を知らないらしい・・・。
義妹が親戚に電話をして
「**家の宗教って何なんでしょうか」
と聞く羽目に。
浄土宗だということが判明。
親戚への連絡は、電話の横に長年置いてある、昔ながらの電話帳(アルファベット順になっていて、ぺらぺらめくるやつ)に一通り書いてあったので、割と滞りなく、連絡ができた。
ここで1日目終了。
私と夫は車で家に帰った。夕ご飯は、セブンイレブンのおにぎりで済ませた。
義母「パパは無宗教だったわよね」
私「いえ、お父さんの信仰じゃなくて、おうちの宗教ってありますよね?」
これまた驚いたことに、だれも家の宗教を知らないらしい・・・。
義妹が親戚に電話をして
「**家の宗教って何なんでしょうか」
と聞く羽目に。
浄土宗だということが判明。
親戚への連絡は、電話の横に長年置いてある、昔ながらの電話帳(アルファベット順になっていて、ぺらぺらめくるやつ)に一通り書いてあったので、割と滞りなく、連絡ができた。
ここで1日目終了。
私と夫は車で家に帰った。夕ご飯は、セブンイレブンのおにぎりで済ませた。
葬儀顛末記⑤~近親者葬に決定
しばらくして、葬儀屋さんの担当者・Nさんから連絡が来る。
このときの私の不安は、義母が、昔ながらの100人規模の葬儀をやりたがったらどうしよう・・・ということだ。
義妹さんは、会社の人は呼びたくないと言う。夫の会社でも、今はそういう人は少なくて、来てもらうのが申し訳ない雰囲気らしい。
でも夫とNさんの会話の中で
「定年されて、大分たたれているようですし、近親者で行うほうがよろしいでしょう」ということになったらしく、ほっとした。
義母にこのことを伝えると、
「親戚だけでいいわよ。会社は後でやってくれるから」
とのたまわった!
社葬でもしてもらえると思っているんだろうか?
もちろん義父は社長ではない・・・
まあそんな義母の発言にかまっている間もなく、近親者のみで行うことになった。
そして「1度家につれて帰りたい」ということで意見が一致した。
この日は一晩病院に義父をお願いして、翌日、家につれて帰ることに。
あしたまた来るからね、と声をかけて、病室を後に。
義母が
「この辺に、お店あるのかしら? 夕食食べて帰りましょうよ」
とまたまた驚きの発言。
そんな気力もない3人。やんわりお断りして、とりあえず4人で義母の家に向かう。
このときの私の不安は、義母が、昔ながらの100人規模の葬儀をやりたがったらどうしよう・・・ということだ。
義妹さんは、会社の人は呼びたくないと言う。夫の会社でも、今はそういう人は少なくて、来てもらうのが申し訳ない雰囲気らしい。
でも夫とNさんの会話の中で
「定年されて、大分たたれているようですし、近親者で行うほうがよろしいでしょう」ということになったらしく、ほっとした。
義母にこのことを伝えると、
「親戚だけでいいわよ。会社は後でやってくれるから」
とのたまわった!
社葬でもしてもらえると思っているんだろうか?
もちろん義父は社長ではない・・・
まあそんな義母の発言にかまっている間もなく、近親者のみで行うことになった。
そして「1度家につれて帰りたい」ということで意見が一致した。
この日は一晩病院に義父をお願いして、翌日、家につれて帰ることに。
あしたまた来るからね、と声をかけて、病室を後に。
義母が
「この辺に、お店あるのかしら? 夕食食べて帰りましょうよ」
とまたまた驚きの発言。
そんな気力もない3人。やんわりお断りして、とりあえず4人で義母の家に向かう。
葬儀顛末記④~葬儀屋さんを決める
どこで聞いた話かわからないけど、
「病院で亡くなると、すぐに葬儀屋さんが駆けつける」というイメージを長年抱いていた。
さすがにそんなことはなくて、看護師さんから
「どこかお心当たりの葬儀屋さんはありますか? ないようでしたら、こちらでご紹介することもできますので、声をかけてください」
と言われただけだった。
ここから、悲しみに浸っている暇もなく、怒濤の葬儀準備がスタートする。
とにかく、葬儀屋さんを決めないと、話にならないらしい。
とりあえずお墓に連絡をして、情報収集することに。
ラッキーなことに、お墓の名前を妹さんが覚えていた。
携帯で検索して、電話をしてみる。夜8時頃だったけど、とりあえずつながる。
お墓を購入したときの担当者、Sさんと話すことができて、夫も私も少しほっとする。
7年前に1度会っただけだけど、それでも何となく心強い。
Sさんが葬儀屋さんを紹介してくれて、担当者から電話をもらえることになった。
「病院で亡くなると、すぐに葬儀屋さんが駆けつける」というイメージを長年抱いていた。
さすがにそんなことはなくて、看護師さんから
「どこかお心当たりの葬儀屋さんはありますか? ないようでしたら、こちらでご紹介することもできますので、声をかけてください」
と言われただけだった。
ここから、悲しみに浸っている暇もなく、怒濤の葬儀準備がスタートする。
とにかく、葬儀屋さんを決めないと、話にならないらしい。
とりあえずお墓に連絡をして、情報収集することに。
ラッキーなことに、お墓の名前を妹さんが覚えていた。
携帯で検索して、電話をしてみる。夜8時頃だったけど、とりあえずつながる。
お墓を購入したときの担当者、Sさんと話すことができて、夫も私も少しほっとする。
7年前に1度会っただけだけど、それでも何となく心強い。
Sさんが葬儀屋さんを紹介してくれて、担当者から電話をもらえることになった。
葬儀顛末記③~病院に到着
部屋に入ると、義母、義妹がベッドサイドにいた。
「間に合わなくてごめん」と夫が声をかける。
義妹と私、号泣。
「でも痛みもなくて、安らかな最期でよかったよね」と夫。
夫は泣き崩れるかと思ったら、気丈に振る舞っているので、かえって心配だった。
先生が部屋に入ってくる。
「お電話をした後、突然、心臓が止まりました。本当に突然で、このようなケースは私も余り見たことがありません」
いろいろ詳しい話もしてくれたけど、よく覚えていない。
この先生には本当によくしていただいて、感謝の気持ちでいっぱいだったので、何度もお礼を言って頭を下げた。
タオルケットを外してみると、腕に時計がはめられていた。
義妹が「パパのご自慢の時計・・・」と言って、また泣いた。
「だれがはめてくれたの?」
「婦長さん」
「この時計をして、時計屋に行ったら、”随分すばらしい時計をしてらっしゃいますね”とほめられたんだよ」
という話を、義父から何度も何度も聞いたことを思い出して、私もまた泣く。
義父は本当に穏やかな顔をしていて、仏様みたいだった。
「間に合わなくてごめん」と夫が声をかける。
義妹と私、号泣。
「でも痛みもなくて、安らかな最期でよかったよね」と夫。
夫は泣き崩れるかと思ったら、気丈に振る舞っているので、かえって心配だった。
先生が部屋に入ってくる。
「お電話をした後、突然、心臓が止まりました。本当に突然で、このようなケースは私も余り見たことがありません」
いろいろ詳しい話もしてくれたけど、よく覚えていない。
この先生には本当によくしていただいて、感謝の気持ちでいっぱいだったので、何度もお礼を言って頭を下げた。
タオルケットを外してみると、腕に時計がはめられていた。
義妹が「パパのご自慢の時計・・・」と言って、また泣いた。
「だれがはめてくれたの?」
「婦長さん」
「この時計をして、時計屋に行ったら、”随分すばらしい時計をしてらっしゃいますね”とほめられたんだよ」
という話を、義父から何度も何度も聞いたことを思い出して、私もまた泣く。
義父は本当に穏やかな顔をしていて、仏様みたいだった。
プロフィール
HN:
キサ
性別:
女性
自己紹介:
契約社員(在宅)+主婦少々。現在、本館更新停止中のため、たまーにJ長K長の記事も書きますが、ほとんどがただの日記です。