アリーグル広場
某ブログ別館。J長K長の記事はほとんどありません。
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
葬儀顛末記③~病院に到着
部屋に入ると、義母、義妹がベッドサイドにいた。
「間に合わなくてごめん」と夫が声をかける。
義妹と私、号泣。
「でも痛みもなくて、安らかな最期でよかったよね」と夫。
夫は泣き崩れるかと思ったら、気丈に振る舞っているので、かえって心配だった。
先生が部屋に入ってくる。
「お電話をした後、突然、心臓が止まりました。本当に突然で、このようなケースは私も余り見たことがありません」
いろいろ詳しい話もしてくれたけど、よく覚えていない。
この先生には本当によくしていただいて、感謝の気持ちでいっぱいだったので、何度もお礼を言って頭を下げた。
タオルケットを外してみると、腕に時計がはめられていた。
義妹が「パパのご自慢の時計・・・」と言って、また泣いた。
「だれがはめてくれたの?」
「婦長さん」
「この時計をして、時計屋に行ったら、”随分すばらしい時計をしてらっしゃいますね”とほめられたんだよ」
という話を、義父から何度も何度も聞いたことを思い出して、私もまた泣く。
義父は本当に穏やかな顔をしていて、仏様みたいだった。
「間に合わなくてごめん」と夫が声をかける。
義妹と私、号泣。
「でも痛みもなくて、安らかな最期でよかったよね」と夫。
夫は泣き崩れるかと思ったら、気丈に振る舞っているので、かえって心配だった。
先生が部屋に入ってくる。
「お電話をした後、突然、心臓が止まりました。本当に突然で、このようなケースは私も余り見たことがありません」
いろいろ詳しい話もしてくれたけど、よく覚えていない。
この先生には本当によくしていただいて、感謝の気持ちでいっぱいだったので、何度もお礼を言って頭を下げた。
タオルケットを外してみると、腕に時計がはめられていた。
義妹が「パパのご自慢の時計・・・」と言って、また泣いた。
「だれがはめてくれたの?」
「婦長さん」
「この時計をして、時計屋に行ったら、”随分すばらしい時計をしてらっしゃいますね”とほめられたんだよ」
という話を、義父から何度も何度も聞いたことを思い出して、私もまた泣く。
義父は本当に穏やかな顔をしていて、仏様みたいだった。
PR
プロフィール
HN:
キサ
性別:
女性
自己紹介:
契約社員(在宅)+主婦少々。現在、本館更新停止中のため、たまーにJ長K長の記事も書きますが、ほとんどがただの日記です。