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葬儀顛末記⑨~香典返しを決める

 2日目の打ち合わせ。

お香典返しでモメるのではないかと思っていたが、これもあっさり決まった。

Nさんに言われて気づいたのだけど、

1.当日は、挨拶状とちょっとした品物を渡し、四十九日が終わってから、お香典返しを送る。

2.その場でお香典返しを渡す。


2つのやり方があるそうだ。

夫「後から送るのは大変だから、その場で渡したほうがいいんじゃない?」

ここで義母がいきなりシャキっとして

義母「でも、それだと金額にかかわらず同じ品物になりますよね」

お返しにはうるさい義母なので、スイッチが入ったみたい。

Nさん「その場合、当日お渡ししたお香典返しとは別に、高額のお香典をいただいた方のみ、後で郵送することもできます」

おおっ!これだ!

当日のお香典返しは、カタログギフトで意見が一致。

選んだ理由は、「軽いから」。

Nさん「3000円程度のカタログギフト+QUOカード1000円分という組み合わせが人気です」

あとクオカードは、

ご夫婦でいらした場合、奥様の方にQUOカードのみお渡しする

とか

お通夜・告別式、両日来てくださった方に、告別式ではQUOカードのみお渡しする

など、便利に使えるらしい。

Nさん「交通費と言っては変ですけど、お足代にしてください」という意味ですね。

妙に納得してしまって、それでお願いすることに。

カタログギフトは、3500円のものより、3000円の方が品物が良かったので、そちらに決まった。

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葬儀顛末記⑧~葬儀打ち合わせ

 2日目は一番忙しかった。

Nさんとの打ち合わせが12時頃スタート。

最初に決めるのが、会場だ。

「最近は、火葬場と葬儀場が一緒になった会場が人気ですが」

と言われるが、

夫の希望は、「小じんまりとした、昔ながらの雰囲気のお寺でやりたい」

Nさん「ではA寺は広すぎるので、B寺がいいでしょう。お宅からも近いですし」

日程も、翌々日のお通夜があいているという。

場所と会場が決まったことで、かなりほっとした。

あとはカタログを見て、どんどん決めていく。

私は口を出すつもりは全くなかったのだけど、祭壇だけは花祭壇にしてほしかったので

「うわ~、このお花の祭壇、ステキですよねえ」とさりげなくリード。

義母は、もう何でもいいという感じで、義妹と夫も花祭壇を希望したので、これも難なく決定。

ひつぎやら、骨つぼやら、次々と決めていく。

打ち合わせ終了。

Nさんが会社に戻って、「葬儀案内」を作ってFAXしてくれたので、親戚に送る。

これが案外面倒で、まず電話をして、FAX番号を確認して、FAX送信。

 この間、義妹と夫は、忌引きの確認やら、人事部への連絡やら、いろいろやっていたようだ。

さらに夫は頻繁に、Nさんと連絡をとりあって、住職さんをどうするかとか、細かい打ち合わせをしていた。

あとお義父さんが勤めていた会社の同窓会に連絡。

近親者葬なので、同窓会員には、「葬儀は親族のみで執り行いました」という内容で、事後にFAXしてもらうことにする。

会社社長名と同窓会名、供花を2つ頂けることがわかった。

今まで会社名の供花は儀礼的で嫌だなあと思っていたけど、お義父さんが生き生きと仕事をした大好きな会社なので、やはり棺の横に置いてあげたいと考えが変わっていた。

供花についてもよくわからないので、Nさんに聞いてみた。

「親戚の人に、供花お願いしますなんて、こちらからは頼めないですよねえ」

「親戚の方は、多分向こうから申し出があると思います
 ご主人や妹さんは、勤め先に連絡をすると、自動的に手配されると思いますよ
社長名で来ることがほとんどですね」

と言われて、実際、そのとおりになった。

うちの母からは、父母連名、妹夫婦連名で、供花を依頼します、とメールが来ていた。

葬儀顛末記⑦~お義父さん、帰宅

 2日目。

10時に葬儀屋さんが病院に遺体を引き取りに来るというので、私と夫もそれに合わせて病院に行く。

昨日はばたばたしてしまったけど、今日は夫と私とお義父さんと3人だけの静かな時間。

思わず気が緩んで、涙が止まらなくなってしまった。

それを見た夫、初めてちゃんと泣いた。

「本当はもっと早く逝きたかったかもしれないのに、2度も持ち直してくれて・・・」

と言って、号泣した。

 この時間があって、本当によかったと、後からつくづく思った。

葬儀屋さんが到着。

義父をストレッチャーで運び出す。

入り口には、先生と看護師さんが並んでお見送りをしてくれた。

先生にお礼を言った後、形式的なお礼じゃなくて、ちゃんと伝えなければと思って、思わず

「先生のことは、一生忘れません!」

もっとふさわしい言葉があったはずだけど、とっさに口をついて出たのがこれだった。

夫は自分の車で、私はお義父さんの車に同乗した。

家に着くと、先に到着した夫が何やらばたばたしていた。

リビングに寝かせると言って、昨日スペースを作ったのに、今朝になって、和室に寝かせると義母が言い出したらしく、その和室が全然片付けられていなかったのだ。

北か西枕で布団を敷いておいてくださいと言われていたのに、それもできていなくて、Nさんが手際よく準備してくれた。

枕花がほしいなあと思って、Nさんに聞いてみたら、手配できるというので、2つお願いした。

しばらくして、想像していたよりも5~6倍の大きさの立派なお花が届いた。

だれにも確認せずに、勝手に頼んでしまったので、ちょっとお値段が気になったが、だれもお金のことなんて気にしてないみたいで、正直、金銭感覚なんて吹き飛んでいた感じだった。

葬儀顛末記⑥~親戚に連絡

 私「あの・・・**家の宗教は何でしょうか?」

義母「パパは無宗教だったわよね」

私「いえ、お父さんの信仰じゃなくて、おうちの宗教ってありますよね?」

これまた驚いたことに、だれも家の宗教を知らないらしい・・・。

義妹が親戚に電話をして

「**家の宗教って何なんでしょうか」

と聞く羽目に。

浄土宗だということが判明。

親戚への連絡は、電話の横に長年置いてある、昔ながらの電話帳(アルファベット順になっていて、ぺらぺらめくるやつ)に一通り書いてあったので、割と滞りなく、連絡ができた。

ここで1日目終了。

私と夫は車で家に帰った。夕ご飯は、セブンイレブンのおにぎりで済ませた。

葬儀顛末記⑤~近親者葬に決定

しばらくして、葬儀屋さんの担当者・Nさんから連絡が来る。

このときの私の不安は、義母が、昔ながらの100人規模の葬儀をやりたがったらどうしよう・・・ということだ。

義妹さんは、会社の人は呼びたくないと言う。夫の会社でも、今はそういう人は少なくて、来てもらうのが申し訳ない雰囲気らしい。

でも夫とNさんの会話の中で

「定年されて、大分たたれているようですし、近親者で行うほうがよろしいでしょう」ということになったらしく、ほっとした。

義母にこのことを伝えると、

「親戚だけでいいわよ。会社は後でやってくれるから」

とのたまわった!

社葬でもしてもらえると思っているんだろうか?

もちろん義父は社長ではない・・・

まあそんな義母の発言にかまっている間もなく、近親者のみで行うことになった。

そして「1度家につれて帰りたい」ということで意見が一致した。

この日は一晩病院に義父をお願いして、翌日、家につれて帰ることに。

あしたまた来るからね、と声をかけて、病室を後に。

義母が

「この辺に、お店あるのかしら? 夕食食べて帰りましょうよ」

とまたまた驚きの発言。

そんな気力もない3人。やんわりお断りして、とりあえず4人で義母の家に向かう。

プロフィール

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キサ
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女性
自己紹介:
契約社員(在宅)+主婦少々。現在、本館更新停止中のため、たまーにJ長K長の記事も書きますが、ほとんどがただの日記です。

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