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義父葬儀顛末記⑭~口座が凍結されちゃう?

お通夜前日。

もう大体のことが終わっていたので、この日は案外楽だった。

Nさんがお布施や心付けの袋と、金額の相場表を持ってきてくれたので、それに従って、お金を詰める。

そうそう。お金といえば、「家族が亡くなったら、口座が凍結される前に、お金をおろしておきなさい」とよく言われるけど、うちの場合、結構大変だった。

父が亡くなる3週間ほど前、

メイン口座(義父名義)のキャッシュカード暗証番号を、母が3回間違えて、ロックされてしまったのだ。

暗証番号変更は、本人以外手続きすることはできないので、窓口でおろすしかない。

家族とはいえ、他人名義の口座から、窓口でお金をおろすというのは、今のご時世、とても大変なことなのだ。

義父の身分証明書、自分の身分証明書が必要で、高額の場合は、使い道など、いろいろ窓口で聞かれるし、1度に100万以上はおろせない。

たまたま病院の支払用に80万ほどおろしたばかりのお金があったので、それがそのまま葬儀費用の前金にになった。

でもこの口座凍結って、仕組みがよくわからない。

「銀行が本人の死亡を知った時点で凍結される」としか書かれていない。

役所と銀行が壮大なネットワークでつながっているんだろうか。

「新聞の訃報欄や葬儀の立て看板で銀行が死亡を知る場合もある」

なんて話を聞くと、本当?と思ってしまう。

4日目は、お金関係の細々したこととか、供花の手配とか、細々したことをやって、終了。


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義父葬儀顛末記⑬~遺影

5年前だったか、母から「遺影の写真、どれにしようかしら」と言われたことがある。

母が治療を終えて一段落したところだったので、「よりによって今、なんでそんな話・・・」とイラっとしたことを覚えているけど、家族の仕事を1つ減らしてくれることなんだな、やっとわかった。

3日目(お通夜の2日前)に、葬儀屋さんが遺影の写真を取りに来ることになったのだけど、これ!といったものが見つからない。

もともと写真が好きで、アルバムもきちんと整理されているのに、義父は写す側なので、案外映っていない。

定年後、義母と旅行していたころの写真や、お正月に家族で撮った写真も、何となくむすっとしている。

最高の笑顔でいい写真だなあと思ったのは、私たちの披露宴で、義父が挨拶をしているときの写真だけど、真ん中にマイクが写っている。

スピーチ好きの義父らしい写真なんだけど、さすがにマイクはダメだろう。

1日がかりで8枚くらいピックアップしたものの、結局、10年くらい前のパスポート写真になった。

Nさんに全部見せたところ、「このパスポートの写真で何ら問題はないですよ」との一言であっさり決まった。

パスポートとして見ると、どうしても地味に見えてしまうが、背景がかわって、加工が加えられると、それなりに立派な遺影にになった。

葬儀顛末記⑫~喪主挨拶を考える

 義母にはとても無理なので、夫が喪主挨拶をすることになった。

Nさんから渡されたひな形文、そのまま読んでもいいと言われたのだけど

「私ども一同あらんかぎりの看護をいたしましたが、**才を一期とし、永眠いたしました。

天寿のいたすところでございます」

「誠に措辞でありますが、遺族感激の胸中を皆様に披瀝して」

などと、やけに堅苦しい文章で、いかにも渡された文章を読んだだけ~という感じだ。

3日目、自宅に残った私が一から考えることに。

ネットで検索してみると、

「昨年**がんを発症し、入院いたしましたが」

など、具体的に病名を書いているものがほとんどだった。

確かにこの辺はきちんと説明しないと、後でもやもやするので、簡潔に入れるのがいいかなと思った。

でも「阿鼻叫喚にも似た痛みと闘いましたが」

とか

「厳しい抗がん剤の治療の効果もなく」

とか、こういう文章は入れたくないかもと思ってしまった。

結局、

4月末、大腿骨骨折で入院したことを機に、長年の肝臓の病が悪化したけど、痛みも苦痛もなく安らかに永眠しました。

ということを、簡潔に書いた。

あとは義父の人柄についてもちょっと触れる。

この時点では、告別式は家族+αのごく少人数と思っていたし、会場の外、炎天下の中しゃべることを想定していたので、とにかく短くしようと思って、儀礼的な挨拶も最小限にした。

でもこれは誤算で、喪主挨拶は、涼しい式場の中。

参列者も義父の友人など、まあまあな人数のいる中だった。

余りにも簡潔すぎたなあと、これは唯一の心残りの点となった。

葬儀顛末記⑪~初七日の人数がわからない

3日目、朝起き上がれないほど疲れていたので、夫には申しわけなかったけど、私は自宅待機で雑事をこなすことにした。

まずは泊まりの人のホテルの手配。

結婚式と同じで、ホテルはこちら側で手配することが多いようだ。

義父の親戚で2組、日帰りはちょっときついかな~という距離の方がいる。

夫のいとこに当たる人に電話をしてみると、周りに聞いて折り返しますと言われて、その結果、「泊まる人はいないようです」

と答えが返ってきた。

さて・・・

ここで気づくのだけど、告別式の後、初七日のお料理を頼むために、最後まで残ってくれる人の人数を把握しなければいけないのに、全く想像がつかない。

祖父母の葬儀のときは、親戚はお通夜~初七日までフルコース出席が当然という地方だったので、私たち家族はいつも1泊で行っていた。

東京はどうなんだろう?

でも「告別式と初七日も出てくださいますか?」とはなかなか聞きづらい。

夫に聞いてみると、「自分も親戚のお葬式はお通夜のみのことが多い」と言っている。

一番聞きやすい、義母のお姉さんに確認したら、「最近足が悪いから、お通夜だけにさせていただくわ」と言われたらしい。

この時点で、告別式~初七日の参列が確認できたのは、私の父だけという事態!!!

喪主挨拶のときに、私の父1人に向かって、語りかけているシーンが浮かんできた・・・。

一応父には、「告別式の方は人数が少なくて、ちょっと気まずいかもしれないけど・・・」と言っておいた。

ただそれは杞憂に終わり、

「ホテルは必要ありません」と言われた遠方の方は日帰りで通ってくださり、親戚の方も義母のお姉さんも最後まで残ってくださった。

結局、初七日のお料理の人数は、通夜振る舞いの席で、ビールをつぎながら、1人1人に確認した。

葬儀顛末記⑩~住職を頼む

 1日目にお墓担当のSさんと電話で話したときに、

「ちょうど新盆なので、お坊さんが出払っていて」

という話が出た。

でも2日目、Sさんの紹介で、何とか住職さんが決まった。

「すごく評判のいいA住職にお願いしたいと思うのですが、日程が合いませんので、この方に戒名のみお願いします。当日は、かわりにB住職に来ていただきます」

2人の住職にお願いするって、よくあることなんだろうか?

戒名については、夫がA住職と電話でやり取りをした。

性格や経歴など、かなり詳しい話をしていた。

性格は、明るく社交的

話し上手で、スピーチが得意。弁が立つ。

趣味は美術鑑賞で、美術館や画廊巡りをよくしていた。

あと仕事の内容や会社での様子など、、、

電話を切った後、夫が言うには、A住職からこんなことを言われたそうだ。

「今はあれもやらなきゃ、これもやらなきゃと頭の中が一杯だと思いますが、その半分くらいできればいいと思ってください。お義父様は、皆さんが頑張っていらっしゃる様子を見ていらっしゃいますから、既に満足されていますよ」

この言葉に夫はえらく感激し、私たちもほっと一息つくことができた。

とにかくみんなテンパりすぎていて、当日までもつのかなあという状態だったのだ。

A住職は、やはり評判どおりの方のようだ。

当日来てくださったB住職は、正直、40歳と若い方で、うーんという感じだった。

お経の声がよく通るのは、すごくよかったけど、自信満々でどこか上から目線で・・・。

 義父なら、得意の毒舌で一言言ってくれるだろうなあとか、

いや、今頃ぶつぶつ言っているかもしれないなあとか、住職が話している間、そんなことばかり考えてた。

「こちらの名刺に、アドレスが入ってますからね。何かあれば気軽に連絡ください」

と言われたけど、この方とのご縁はここまででいいかな・・・と思ってしまった。


そしてここで義母が突然

「お布施の領収証が欲しい」

と言い出した。言い出したら、聞かないからしょうがない。

お通夜が始まる前にお布施を渡し、夫が

「非常に申し上げにくいことなのですが、領収書というのは頂けますか?」

と切り出したところ、「大丈夫ですよ」とその場で頂くことができた。

ただ目の前でお金を数えてもらうという行為が発生してしまったけど・・・。

Nさんに、後で確認したら、

「昔は領収書なんてとんでもないという雰囲気でしたが、最近はたまに依頼する方がいらっしゃいます。
特殊な世界ですけど、徐々に変わってきていますね」

ということだった。

プロフィール

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キサ
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女性
自己紹介:
契約社員(在宅)+主婦少々。現在、本館更新停止中のため、たまーにJ長K長の記事も書きますが、ほとんどがただの日記です。

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