アリーグル広場
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葬儀顛末記④~葬儀屋さんを決める
どこで聞いた話かわからないけど、
「病院で亡くなると、すぐに葬儀屋さんが駆けつける」というイメージを長年抱いていた。
さすがにそんなことはなくて、看護師さんから
「どこかお心当たりの葬儀屋さんはありますか? ないようでしたら、こちらでご紹介することもできますので、声をかけてください」
と言われただけだった。
ここから、悲しみに浸っている暇もなく、怒濤の葬儀準備がスタートする。
とにかく、葬儀屋さんを決めないと、話にならないらしい。
とりあえずお墓に連絡をして、情報収集することに。
ラッキーなことに、お墓の名前を妹さんが覚えていた。
携帯で検索して、電話をしてみる。夜8時頃だったけど、とりあえずつながる。
お墓を購入したときの担当者、Sさんと話すことができて、夫も私も少しほっとする。
7年前に1度会っただけだけど、それでも何となく心強い。
Sさんが葬儀屋さんを紹介してくれて、担当者から電話をもらえることになった。
「病院で亡くなると、すぐに葬儀屋さんが駆けつける」というイメージを長年抱いていた。
さすがにそんなことはなくて、看護師さんから
「どこかお心当たりの葬儀屋さんはありますか? ないようでしたら、こちらでご紹介することもできますので、声をかけてください」
と言われただけだった。
ここから、悲しみに浸っている暇もなく、怒濤の葬儀準備がスタートする。
とにかく、葬儀屋さんを決めないと、話にならないらしい。
とりあえずお墓に連絡をして、情報収集することに。
ラッキーなことに、お墓の名前を妹さんが覚えていた。
携帯で検索して、電話をしてみる。夜8時頃だったけど、とりあえずつながる。
お墓を購入したときの担当者、Sさんと話すことができて、夫も私も少しほっとする。
7年前に1度会っただけだけど、それでも何となく心強い。
Sさんが葬儀屋さんを紹介してくれて、担当者から電話をもらえることになった。
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葬儀顛末記③~病院に到着
部屋に入ると、義母、義妹がベッドサイドにいた。
「間に合わなくてごめん」と夫が声をかける。
義妹と私、号泣。
「でも痛みもなくて、安らかな最期でよかったよね」と夫。
夫は泣き崩れるかと思ったら、気丈に振る舞っているので、かえって心配だった。
先生が部屋に入ってくる。
「お電話をした後、突然、心臓が止まりました。本当に突然で、このようなケースは私も余り見たことがありません」
いろいろ詳しい話もしてくれたけど、よく覚えていない。
この先生には本当によくしていただいて、感謝の気持ちでいっぱいだったので、何度もお礼を言って頭を下げた。
タオルケットを外してみると、腕に時計がはめられていた。
義妹が「パパのご自慢の時計・・・」と言って、また泣いた。
「だれがはめてくれたの?」
「婦長さん」
「この時計をして、時計屋に行ったら、”随分すばらしい時計をしてらっしゃいますね”とほめられたんだよ」
という話を、義父から何度も何度も聞いたことを思い出して、私もまた泣く。
義父は本当に穏やかな顔をしていて、仏様みたいだった。
「間に合わなくてごめん」と夫が声をかける。
義妹と私、号泣。
「でも痛みもなくて、安らかな最期でよかったよね」と夫。
夫は泣き崩れるかと思ったら、気丈に振る舞っているので、かえって心配だった。
先生が部屋に入ってくる。
「お電話をした後、突然、心臓が止まりました。本当に突然で、このようなケースは私も余り見たことがありません」
いろいろ詳しい話もしてくれたけど、よく覚えていない。
この先生には本当によくしていただいて、感謝の気持ちでいっぱいだったので、何度もお礼を言って頭を下げた。
タオルケットを外してみると、腕に時計がはめられていた。
義妹が「パパのご自慢の時計・・・」と言って、また泣いた。
「だれがはめてくれたの?」
「婦長さん」
「この時計をして、時計屋に行ったら、”随分すばらしい時計をしてらっしゃいますね”とほめられたんだよ」
という話を、義父から何度も何度も聞いたことを思い出して、私もまた泣く。
義父は本当に穏やかな顔をしていて、仏様みたいだった。
葬儀顛末記②~病院に着くまで
夫は泣いてはいないが、事故でも起こされたら大変なので、
「こういうときは、事務的な話をした方が落ち着くんじゃない?」と私。
これから何をしたらいいのかを話すことに。
義父がそう長くないとわかったときから、葬儀をどうするのか、私は気になっていたのだけど、とてもそんなことを言い出せる雰囲気じゃなかった。
普段、形見分けがどうのとか、遺言がどうのとか、葬儀はこうしてほしいとか、日常会話のように話している私の実家とは大違いだ。
だれも葬儀のことなんて考えていないと思う。
ていうか、まずどこに連絡をとっていいかもよくわからない。
とりあえず7年前にお墓を購入したことだけはわかっているので、そこに聞けば、何か教えてくれるんじゃ?と思ったけど、場所はわかるけど、お墓の名前がわからないという。
「地元とのつながりが強い人や現役で働いている人以外は、近親者で行うことが多いってケアマネさんが言っていたよ」と私。
この発言で、義父が亡くなる前から、ケアマネさんに葬儀の相談をしていたことがばれてしまう!
これはケアマネさんの仕事ではないけど、世間話的に相談していたのだ。
特に話がまとまらないまま、病院に到着。
「こういうときは、事務的な話をした方が落ち着くんじゃない?」と私。
これから何をしたらいいのかを話すことに。
義父がそう長くないとわかったときから、葬儀をどうするのか、私は気になっていたのだけど、とてもそんなことを言い出せる雰囲気じゃなかった。
普段、形見分けがどうのとか、遺言がどうのとか、葬儀はこうしてほしいとか、日常会話のように話している私の実家とは大違いだ。
だれも葬儀のことなんて考えていないと思う。
ていうか、まずどこに連絡をとっていいかもよくわからない。
とりあえず7年前にお墓を購入したことだけはわかっているので、そこに聞けば、何か教えてくれるんじゃ?と思ったけど、場所はわかるけど、お墓の名前がわからないという。
「地元とのつながりが強い人や現役で働いている人以外は、近親者で行うことが多いってケアマネさんが言っていたよ」と私。
この発言で、義父が亡くなる前から、ケアマネさんに葬儀の相談をしていたことがばれてしまう!
これはケアマネさんの仕事ではないけど、世間話的に相談していたのだ。
特に話がまとまらないまま、病院に到着。
葬儀顛末記①~病院から突然の連絡
その日はサマータイムで、夫は5時前には帰宅していました。
病院には妹さんが仕事の後、行く予定でした。
夫が「ちょっと買い物でも行ってこようかなあ」などと言いながら準備をしていたところ
私の携帯に病院からTEL。
これまで2回電話があって、持ち直した義父でしたが、何となく嫌な予感がして、どきどきしながら出てみると
「お父様が急変されました。何分で病院に来られますか?」
おろおろしながら、夫に携帯を渡す私。
夫もうわずった声で「1時間20分くらいかかります・・・」
電話を切った夫に、「とにかく、落ち着こう!」と声をかけて、
義母と妹さんにTEL。
泊まることになるかもしれないと思い、着替えやら、自分の化粧品(←結構冷静)やら、携帯の充電器など、袋にぼんぼん詰める。
結局家を出るまで、20~30分かかってしまった。
途中で、夫が義妹さんに再度TEL。
義妹の会社は病院の近くなので、もう病院に着いているはずだという。
「あ、そう・・・・」
と一言だけ言って、夫は電話を切ってしまった。
「死んじゃったって」
私は絶句してしまい、何も言葉が出てこない。
そして
「寂しくなるなあ・・・」と夫がポツリ。
「悲しい」ではなく、「寂しくなる」と自分の気持ちを言い表したことに、思わず涙。
父親のことを心から尊敬して、大好きだった夫。
こんなに仲のいい父息子は見たことがないと思うほどだったので、果たして自分の夫はどうなってしまうのか、そっちの方が不安でした。
病院には妹さんが仕事の後、行く予定でした。
夫が「ちょっと買い物でも行ってこようかなあ」などと言いながら準備をしていたところ
私の携帯に病院からTEL。
これまで2回電話があって、持ち直した義父でしたが、何となく嫌な予感がして、どきどきしながら出てみると
「お父様が急変されました。何分で病院に来られますか?」
おろおろしながら、夫に携帯を渡す私。
夫もうわずった声で「1時間20分くらいかかります・・・」
電話を切った夫に、「とにかく、落ち着こう!」と声をかけて、
義母と妹さんにTEL。
泊まることになるかもしれないと思い、着替えやら、自分の化粧品(←結構冷静)やら、携帯の充電器など、袋にぼんぼん詰める。
結局家を出るまで、20~30分かかってしまった。
途中で、夫が義妹さんに再度TEL。
義妹の会社は病院の近くなので、もう病院に着いているはずだという。
「あ、そう・・・・」
と一言だけ言って、夫は電話を切ってしまった。
「死んじゃったって」
私は絶句してしまい、何も言葉が出てこない。
そして
「寂しくなるなあ・・・」と夫がポツリ。
「悲しい」ではなく、「寂しくなる」と自分の気持ちを言い表したことに、思わず涙。
父親のことを心から尊敬して、大好きだった夫。
こんなに仲のいい父息子は見たことがないと思うほどだったので、果たして自分の夫はどうなってしまうのか、そっちの方が不安でした。
義父、その後④
義父が亡くなりました。
通夜・告別式、何とか済みました。
3年前にアルツハイマー病を発症した義父。
1年前あたりから、隠れ脳梗塞による認知症状のある義母。
もともときちんとした家だったのに、正直今はぐちゃぐちゃ・・・
そして、家の宗教が何かも知らない我が夫。
こんな家族が通夜~告別式をどのように執り行ったのか、備忘録として書いていきたいと思います。
通夜・告別式、何とか済みました。
3年前にアルツハイマー病を発症した義父。
1年前あたりから、隠れ脳梗塞による認知症状のある義母。
もともときちんとした家だったのに、正直今はぐちゃぐちゃ・・・
そして、家の宗教が何かも知らない我が夫。
こんな家族が通夜~告別式をどのように執り行ったのか、備忘録として書いていきたいと思います。
プロフィール
HN:
キサ
性別:
女性
自己紹介:
契約社員(在宅)+主婦少々。現在、本館更新停止中のため、たまーにJ長K長の記事も書きますが、ほとんどがただの日記です。